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【画 題】 「茶掛 相送有修竹 竹自画賛◆大徳寺 塔頭瑞峰院 前田昌道」【寸 法】 (約)幅 32.6cm× 丈 149.3cm・軸先寸【略 歴】 前田昌道(まえだ しょうどう)昭和14年 和歌山県に生まれる。昭和32年 花園大学入学。昭和34年 古川大航を本師として得度。昭和36年 鎌倉 円覚僧堂に掛塔し、朝比奈宗源に参禅する。昭和40年 大徳寺 塔頭 瑞峯院 副住職になる。昭和49年 大徳寺 塔頭 瑞峯院 住職に就任する。大徳寺 教学部長、財務部長を兼務。こちらの茶掛 相送有修竹 竹自画賛は、大徳寺 塔頭 瑞峯院 前田昌道 老師の真筆の書でございます。本紙・表装ともに良い状態です。経年劣化はご了承ください。軸先:黒漆塗。 紙本:墨書。 箱書、花押があります。 共箱、タトウ箱付です。関防印は、閑雲です。〜相送當門 有修竹 為君葉々起清風(相送りて門に當り 君が為に 葉々、清風を起こす)とはどんな意味?~ 虚堂智愚(きどうちぐ)の「虚堂録」七に見える。虚堂智愚は、臨済宗の法系の祖にあたります。 現代語訳すると、「君を送る時 門の所で 君の為に 竹の葉がさらさらと鳴り、清らかな風を生み送ってくれる」という意味です。 この句の原典は、虚堂智愚禅師の「虚堂録」です。 虚堂禅師が住んでいる所に三人の客が訪れていました。 かつて弟子や仲間だった友人です。 その三人が遥か遠い遺跡を目指して旅立つことになりました。 その最後の別れの挨拶をすませた後、虚堂禅師は三人を門のところまで見送りに出ました。 その時、 竹の葉が清らかな風にサラサラと鳴るのを聞き、言いました。 「為君葉々起清風」 「あなたたちのために竹の葉が清らかな風を起こしている」 竹までもあなたたちとの別れを惜しんでいるかのよう…別れの寂しさ、旅の安全を願う気持ち。 送る者、送られる者の様々な感情が感じられる言葉です。 竹の葉が風に吹かれサラサラと鳴っているのを、旅立つあなたのために竹が清風を起こしているとは、なんとも清らかで美しいではありませんか。 以上の様に「虚堂禅師のこの句」は、別れの清らかなこと、人との交流の清らかさなどの意味を含む含蓄の深い五字一行です。
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